こんなカーライフなんだ! オーナーが語るエンジン車から電気自動車に乗り換えて感じる新しさ3つ
実際に所有してわかったEVの新しさ
ICE(内燃機関)車に乗り慣れているドライバーの皆さんが、EVを購入して感じる"ICE車ではあたりまえだった"ものがなくなったことがいくつかある。私は、EV購入前に試乗したとき即感じることもあったが、実際に所有してわかる"あたりまえがなくなった感"もいろいろとある。今回はそれらのなかで代表的なものトップ3をご紹介しよう。 【画像】元EVオーナーがEVライフを終了した理由
<エンジンメンテナンスの煩わしさから解放される>
まず、EVに乗るともっとも顕著に感じるのは、エンジンに関連するメンテナンスが不要になること。ガソリン車では定期的なオイル交換が必須であり、エンジンの状態を維持するために欠かせない作業であった。しかし、EVにはエンジンが存在しないため、オイル交換の概念自体がなくなる。当然ガソリン臭さもまったくない。 また、エアフィルターの交換やスパークプラグの交換、冷却水の補充・交換など、エンジンまわりの細かなメンテナンス作業も不要となる。これらの作業は、ガソリン車オーナーにとっては当たり前の日常であったが、EVではそれらの煩わしさから完全に解放されるのである。 さらに、エンジンオイルの減り具合を気にする必要もなくなる。長距離ドライブの際に、オイル量をチェックする習慣も過去のものとなるだろう。
<驚きの静粛性と加速性能>
EVに乗って最初に驚くのは、その静粛性である。エンジン音がまったくしないため、停車中に走行のスタンバイができているのかどうかさえわからない。とくに低速走行時の静けさは、ガソリン車とは比較にならないレベル。しかし、この静粛性は車内の快適性を大幅に向上させる一方で、歩行者への注意喚起のため、人工的な音を発生させる必要性も生じている。 そして、驚きの加速性能! 電気モーターの特性上、発進時からトルクが最大限に発揮されるため、スポーツカーのような爆発的な加速を体験できる。これは、実用車として設計されたEVでも同様である。信号待ちからの発進や追い越しのときの加速など、日常的な場面で、この強力な加速性能の恩恵を受けることができる。 これらはガソリン車では実現が難しかった「静かで速い」という新しい走りの体験を提供する。この走りはEVならではの特徴で、多くのドライバーが魅了されている。