香港「李家超・新政府」人事に見る「一国二制度」の未来――「公務員治港」から「愛国者治港」へ
「専」から「紅」へ
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7月1日、香港では習近平国家主席を迎えて返還25周年式典が開催された。同時に同日就任する 李家超(ジョン・リー)行政長官 をはじめ政府高官は、習近平の前で宣誓儀式を行い、新しい香港政府の首脳陣が職務を開始した。 李家超の周囲を固め、李家超を下から支える「統治チーム」と称される高官の人事全体を見ると、香港政府内部での権力構造の変動が見て取れる。それを通じて、北京が香港の将来をどう構想しているのか、そして香港政府がそれにどう応じようとしているのかを見てみよう。
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倉田徹