「銀行」と「証券会社」って何が違うのですか?お金関係には変わらないんですよね?
銀行と証券会社の運用商品の違い
銀行の主な運用商品は以下の通りです。 ・普通預金 ・定期預金 ・投資信託(ETFを除く) 証券会社の主な運用商品は以下の通りです。 ・株式(国内・海外) ・債券(先進国・新興国) ・投資信託(ETFを含める) 銀行と証券会社は、どちらも投資信託を取り扱っています。ただし、銀行では上場投資信託であるETFを購入できないのに対して、証券会社では購入できるという違いがあります。 また、ネット証券では銀行よりも安い手数料で資産運用をスタートできることがメリットです。そのため、証券会社で取り扱いのある商品は、銀行ではなく証券会社で購入したほうが基本的によいといえるでしょう。 一方、銀行では預金により安定してお金を蓄えられます。現在は低金利で大きなリターンは望めませんが、その分リスクもありません。
銀行と証券会社はどちらが安定?
証券会社は、分割管理ができるメリットがあります。証券会社は法律によって、投資家の有価証券やお金を自社の資産とは分けて管理するよう義務付けられています。そのため、万が一証券会社が破綻しても財産は戻ってくるといえるでしょう。 また、日本投資者保護基金では、1人あたり1000万円まで補償を行ってくれているため、1000万円までであれば必ず手元に戻るといえます。 銀行は預金保険制度の対象のため、万が一破綻しても一定額の返金が保障されています。当座預金や利息のつかない普通預金などの決済用預金は、全額保護が基本です。また、利息のつく普通預金や定期預金などの一般預金は、1人あたり元本1000万円までの金額と利息分が保護されています。
銀行と証券会社の違いを把握してうまく活用しよう
銀行と証券会社では業務の内容が異なり、取り扱っている金融商品にも違いがあります。将来に向けて資産を形成していくにあたって、まずは2つの違いを理解するとともに特徴を知ることが大切です。両方の業務内容や取扱商品を理解し、自分の目的に合わせてうまく活用していきましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部