【コピーしただけのルアーで釣れてもなぁ…】敢えて直球ど真ん中の「ブルーギル」ルアーを出して大ヒットの裏話
ブルシューター(デプス)
全長19cmという、実際のブルーギルに置き換えてもかなり大型になるビッグベイト。3~5mという深めのレンジまで沈めてから、レンジキープしつつ泳がせることが可能。当然ビッグバスに強いが、40cm台のバスであっても果敢にアタックしてくる。 ●おでこ ブルシューターが誇るキレのいい左右へのスライドアクションは、体高のあるボディと、このでこっぱち気味のおでこが水を受けて、引き起こされる。 ●腹びれ この腹びれがキールの役目を果たし、ディープであっても浮き上がりを抑えてレンジキープ効果を発揮。ブルシューターは開発にそれほど手間がかからなかったが、この腹びれの角度を決めるのには時間がかかった。 ●フェザーフック スローに引いて、しっかりとバスに見させて食わせるために、フックの存在を隠すフェザーフックを採用。水流による揺らぎがバスにスイッチを入れることもある。初代ブルシューターJr.も同様にフェザーフックだった。 ●サイズ感 世界記録のバスを釣るという目的もあったので、全長19cmという大きさに設定。6.4ozというウエイトは、発売当時に存在したバスタックルでは、投げられる限界の重さだった。
ブルシューター160(デプス)
ウェブメンバー限定販売ではなく、釣具店で販売された最初のブルシューター。オリジナルとJr.の中間的サイズ感で、非常に使いやすい。オリジナルに比べて、若干上向きの姿勢で泳ぐように設計されているので、ウィードなどを拾いにくい。ストップ&ゴーのストップ時に見せるグライドアクションが必殺技だ。 非常に堅牢な作りで、海外の怪魚釣りにも対応。フローティングだと腹部のウエイトが減り、中央のラトルルームにステンレスのラトルボールが入る。
ただ巻きとストップ&ゴーを習得せよ
ブルシューターシリーズの基本的な演出法はただ巻きだ。その巻きスピードはケースバイケースなので各自で試していくしかない。そしてストップ&ゴーもマスターしたい。水面直下をグリグリと巻いてストップ…の繰り返しだが、ストップさせたときの余韻で動くグライドアクションがキモ。これを出すために、止めた際に糸ふけを出すことが鉄則。糸を張りっぱなしだとその動きが出せない。