日本の福間悠陽さんら4人がファイナル進出決める…マカオ開催「ローザンヌ国際バレエコンクール」アジア太平洋地区予選
マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社が誘致したクラシックバレエのプロフェッショナルを目指す若手ダンサーの登竜門として知られる「ローザンヌ国際バレエコンクール(プリ・ド・ローザンヌ)」のアジア太平洋地区予選が去る9月28、29日の2日間にわたってマカオタワーコンベンション&エンターテインメントセンターで行われた。 同コンクールのマカオ開催は今回が初めてで、アジアでの開催も2022年以来とのこと。
SJMリゾーツが9月30日に発表した内容によれば、今回マカオで行われたアジア太平洋地区予選では、中国本土、香港、マカオ、台湾、日本、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、韓国から45人の若手バレエダンサーがクラシックとコンテンポラリーの両スタイルのバレエトレーニングに参加し、数ラウンドにわたるステージリハーサルとパフォーマンスに臨んだとのこと。 審査員による厳正な審査を経て、中国本土の劉媛錦(リウ・ユアンジン)さんと王韓熙(ワン・ハンシ)さん、日本の福間悠陽(ふくま・ゆうひ)さん、ニュージーランドのGiddens Hamish(ギデンス・ハミッシュ)さんの上位4人がファイナルへの出場権を獲得。スカラシップを受け、来年(2025年)2月2日から9日までスイス・ローザンヌのテアトル・ド・ボーリューで開催されるグローバルファイナルに進出することが決定。当地では、世界中から集まった15~18歳の才能あふれるダンサーたちと頂点を目指して競い合うことになるという。
ローザンヌ国際バレエコンクール芸術監督兼最高経営責任者で今回のアジア太平洋地区予選の審査委員長を務めたキャサリン・ブラッドニー氏はSJMリゾーツを通じ、美しく魅力的な街・マカオで初めて開催されたワークショップと予選には才能ある若手ダンサーが多数参加し、たいへん高レベルなものとなり、結果に満足しているとし、ファイナルへ進出した4人をローザンヌで迎えるのが楽しみとコメント。 同社では、今回権威あるバレエイベントをホストすることで、若手バレエダンサーにスポットを当て、舞台芸術の振興に寄与できたとし、今後もバレエイベントを継続開催することで、マカオの文化・舞台芸術シーンに新たな勢いをもたらしていくとした。