本人に依頼されて同居する妻を殺害、懲役3年を求刑…89歳男「妻にすまなかった」…熊本地裁で初公判
本人に依頼されて同居する妻を殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた被告の男(89)の初公判が25日、熊本地裁(鈴木和彦裁判官)であり、男は起訴事実を認めた。検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は来年1月15日。 【写真】熊本地方裁判所
起訴状によると、男は9月16日夜から翌17日朝までの間、熊本市内の高齢者向け住宅で妻(当時83歳)の首をスカーフで絞めて窒息死させたとしている。
検察は冒頭陳述で、転倒して歩行が困難になった妻が「死にたい」と言うようになり、将来を悲観したと指摘した。男は弁護側の被告人質問で「妻にすまなかった」と述べた。