「幼稚な態度」 バロンドール授賞式不参加のレアル・マドリード勢をラ・リーガ会長が厳しく非難!「礼儀を欠いている」
ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、バロンドール授賞式を欠席したレアル・マドリード勢を厳しく非難した。スペインメディア『Mundo Deportivo』が、10月31日に報じている。マドリーは、ブラジル代表FWビニシウスが栄冠を獲得できなかったことに不満を示し、授賞式を欠席。この決断が物議を醸している。 2024年のバロンドールを獲得したのは、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ。しかし、授賞式前からはスペインメディアを中心にビニシウスが獲得することが確実と報じられていたため、24歳のブラジル代表FWが受賞を逃すことを知ったマドリー勢は、会場となったパリへの渡航を急遽キャンセル。その後、マドリーは「リスペクトされないところには行かない」と声明を発表した。年間最優秀クラブ賞に輝き、カルロ・アンチェロッティ監督も年間最優秀監督に選ばれていたが、マドリーの関係者は誰も出席しないという異例の事態となった。 ウエスカの企業家との会合に参加していたテバス会長は「礼儀が欠けていた。これは彼らの象徴であり、彼らのアンセムの一部でもある」と述べ、「その姿勢は理解できない。幼稚な態度であり、感情的になったと言ってもいい。フランス・フットボールや長年続いている賞に疑問を投げかけ、UEFAがヴィニシウスに授与しないように影響を与えたと言うのは、礼儀を欠いている」と厳しく非難した。 続けて「全てが自分たちを中心に回っていなければならないと考えている至上主義の振る舞いが見られる」とコメントしている。授賞式後、主催者側の『フランス・フットボール』の編集長を務めるバンサン・ガルシア氏は「今年、勝者と受賞者は通知されないことになっていた」と明かしており、事前に報道されてしまったビニシウスにとっては、受け入れ難い結果かもしれないが、マドリーの判断は容認されるものではないだろう。
フットボールチャンネル編集部