【NFL】スロースタートを切るも、“ターゲット数などにこだわっていない”とチーフスTEケルシー
カンザスシティ・チーフスのスタータイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは今シーズン、低調なスタートを切っている。ケルシーはこれまでにわずか8回のレシーブで69ヤードしか獲得しておらず、これらの数字はいずれも、キャリアを通じて同シーズン内の連続した3試合で記録したものとして最も少ない。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ケルシーは今季にルートを82回走っており、1回あたりの平均獲得ヤードは0.8ヤードにとどまっているという。
34歳のケルシーはスロースタートを切っているものの、心配はしていない。自身が兄とホストを務めるポッドキャスト『New Heights with Jason and Travis Kelce(ニュー・ハイツ・ウィズ・ジェイソン・アンド・トラビス・ケルシー)』の最新エピソードで、ケルシーはクオーターバック(QB)パトリック・マホームズが空いている選手を見つけているだけだと指摘し、次のように語った。
「なんであれ、これがフットボールさ。いいじゃないか。俺はターゲット数とか、そういうことにはこだわっていない。オフェンスとして成功していればそれでいい。パット(マホームズ)は今、空いている選手を見つけて、正しい判断を下すっていう素晴らしい仕事をしていると思う。俺たちはただ、見つけ続けなきゃならないんだ。新しいオフェンス、新しい選手、新しいピースがそろっている中で、シーズンを通して成功する方法を見つけていくだけだ」
9度のプロボウル選出を誇るケルシーは、キャッチ数を数えることよりも、勝利を重ねることを重視しているという。
「俺はこのリーグでたくさんキャッチしてきた。キャッチ数とか、ヤード数とか、そんなことは気にしていない。ボールが俺の方向に投げられた時が一番楽しいさ。誰だってそうだろ? でも、それ以上に重要なのは、しっかりとプレーを遂行して、フットボールの試合に勝つためにできることを全力でやること。それがいつだって目標だ」