【若駒ピカイチ】秀逸な瞬発力あるレイニング 来春のクラシック戦線狙える逸材
◆レイニング(3日、東京新馬、芝1800メートル)=美・国枝、牡、父サートゥルナーリア、母クルミナル、母の父ディープインパクト 《戦評》前半は後方でじっくりと構えて折り合いもスムーズ。直線は馬群の外に出して、軽く仕掛けると1頭だけ違う脚いろで伸びて2着のエルモフィオーレに1馬身差をつけて快勝。脚力に余力を残して上がり3ハロン最速32秒9の瞬発力は秀逸だ。 《血統》父はホープフルSを含め4連勝で皐月賞を制し、初年度産駒が目覚ましい活躍を見せている。母は桜花賞2着、オークス3着で、半姉ククナ(父キングカメハメハ)、半兄アライバル(父ハービンジャー)も重賞で連対実績がある。距離は1800~2400メートルぐらいまでこなせそうだ。 《将来性》「2週前追いでラスト1ハロン11秒を切るタイム(美浦W10秒8)で走っていたので能力は感じていた。しっかりと力を出せたし、これからはバランス良く走れるようになれば」と戸崎騎手は絶賛する。順調に育てば来春のクラシック戦線を狙える逸材だ。(片岡良典)