青木保憲が体現する仙台89ERSの『GRIND』(後編)「ガツガツしたメンタリティをもっと持たないといけない」
「泥臭く一丸となってアグレッシブに闘う姿勢を見てほしい」
――同ポジションでは多嶋朝飛選手やディクソン ジュニア・タリキ選手が加入しました。青木選手自身は、どのような違いを作っていきますか? 自分はメインハンドラーにならないといけないと思っています。自覚を持って、僕がチームを作ってクリエイトしていかなければと感じていますし、コーチ陣からもそこを期待されています。そこは誰にも負けてはいけない部分です。あと、ウチは間違いなくディフェンスのチームです。ディフェンスのスタートはガード陣から始まることがほとんどなので、フィジカルに闘って相手のやりたいことをやらせないというのが大事になります。オフェンスもディフェンスも昨シーズン以上に頑張っていきたいですね。 ――チームとしてはどんな闘い方をしていきたいですか? 基本的な闘い方や方向性は、昨シーズンと変わりません。チームとしての土台は変わらず、泥臭く全員で一丸となってアグレッシブに闘う姿勢を見てもらいたいです。それぞれが強みを発揮して、みんなで弱みを補って、個人としてのアグレッシブさやチームとしての結束力をしっかりコートで表現して「これがナイナーズだよね」と言ってもらえるようなチームを作って、黄援してくださる方の活力になれればと思っています。 ――今シーズンはクラブ創設20周年で節目の年となります。そこに対する想いを教えてください。 この20年の間には、東日本大震災を経験してクラブ存続の危機を乗り越えてきた歴史があります。僕はチームの一員として当時を経験してきたわけではありませんが、そのような背景や皆さんの想いを知っています。また、高校の時から東北には粘り強いチームが多いと感じています。そのような土地柄であることや、震災から立ち上がるという背景も含めて『GRIND』という姿勢がチームにも東北にもマッチしていると思います。チームが変わる節目の年でもあるので、それを知った上でプレーするというのはものすごく重要なことですし、そういう想いを持ってコート上で表現していきたいです。 ――最後に黄援してくださっている皆さんにメッセージをお願いします。 昨年のワールドカップでバスケが盛り上がり、目標には達しなかったですけど今年はオリンピックで日本バスケが世界に通用することを代表の皆さんが見せてくれたので、この後がすごく重要だと思っています。その底上げを担うのがBリーグであるのは間違いないですし、仙台の皆さんのためにも盛り上げていくことは大事なことなので、この熱をより大きく素晴らしいモノにしていきたいという想いがあります。皆さんの黄援が不可欠ですので、ぜひ会場に仙台89ERSのバスケを観に来てください。
バスケット・カウント編集部
【関連記事】
- 青木保憲が体現する仙台89ERSの『GRIND』(前編)「負けていられないでしょ!という気持ちに、阿部がさせてくれた」
- Bリーグが8月の定例理事会を実施…アジア特別枠対象国の中東エリアへの拡大、Bプレミアの審査結果発表日が明らかに
- バスケットLIVEでBリーグのプレシーズンマッチの一部試合を配信、プレシーズンならではのB1vsB2などの対戦カードも!
- 琉球ゴールデンキングスが『オリオンビール』とコラボアイテムを発売! 第1弾企画のオリジナルTシャツは8月24日より販売開始
- SHIBUYA109に期間限定で出店する『アルバルク東京 POP-UP SHOP』のショップスタッフとして大倉颯太、テーブス海が登場!