「知らない」「何もできない」認知度わずか29%『南海トラフ地震臨時情報』発表されたら...どうする?適切行動はそれぞれ違う さらに「臨時情報が出るまで南海トラフ地震は起きない...は誤解」
臨時情報が発表された後…適切な行動はそれぞれ違う
いつか発表されるその時に備えるために。和歌山県は5月21日、市町村を対象に臨時情報の研修会を初めて開いた。防災担当の職員は対応に頭を悩ませている。 【研修会の様子】 「避難所に来る人がいるから。家が別に何もなっていなくても」 「急に地震が来たらどうするかは難しいですよね、やっぱり。やらなあかんことが多いので。避難所開設もやらなあかんし」 地震が起きるのか不確実な中で避難所に行くべきかどうかは、住んでいる場所・年齢・障がいの有無など、住民一人ひとり適切な行動は異なる。行政としてより適切な対応とは何か。現時点では道半ばだ。 まだ一度も発表されていない『南海トラフ地震臨時情報』。いまできることは、この情報の真意を理解して、地震への備えを進めること。そして、いつか来るその時に必要なのは冷静な判断と行動だ。 (2024年5月28日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特命取材班スクープ』より)