なぜ横浜DeNAは巨人にまだ1勝もできないのか…9回まさかの”脇役”に連続被弾で8年ぶりの屈辱
開幕前、三浦監督に優勝した巨人との差がどこにあったのかと尋ねた。指揮官は「スキのない野球じゃないですか。そこでジャイアンツが上回っていたと感じました。どれだけスキを見せないか。そこがポイントになります」とG倒のテーマを語っていた。だが、「防げる失点」「奪える得点」を形にするスキのない野球はできていない。開幕以来、巨人にひとつも勝てていない理由のひとつはここにある。 試合後は、新型コロナ予防対策で禁じられている大声を発しない応援スタイルを守ってきた”礼儀正しい”横浜DeNAファンから珍しく罵声が飛んだ。12日に横浜DeNAが敗れて、首位の阪神が中日戦に勝つか、引き分けると41試合目で早くも自力優勝が消滅することになる。 「明日もまたみんなで全力でやっていくだけです」 三浦監督はファイティングポーズを失っていない。 そして打たれた守護神を「(次は)やり返してくれると思う」と激励した。その背水の1戦に3月26日の巨人戦で開幕投手を務めた浜口遥大(26)が2度目の先発マウンドに立つ。前回は、3回6失点で開幕投手の責務を果たせなかった。 「借りを返したい」 その思いをどう結果につなげるか。あくまでも机上の数字上の話とは言え”終戦”には早すぎる。