「ファンラン」に参加する八木かなえさん

　第10回金沢マラソンが開催される10月27日、スタート会場周辺で行われる関連イベント「ファンラン」に、五輪に3大会連続で出場した八木かなえさん（32）=金沢学院大助教、ウエイトリフティング部コーチ=が初めて参加する。2012年ロンドン五輪柔道金メダリストの松本薫さん（36）=金沢学院大附属高OG=と共演し、オリンピアン2人が幅広い層にマラソンの魅力を伝える。 　八木さんは金沢学院大2年時に出場したロンドン五輪で53キロ級12位、16年リオデジャネイロ五輪で同級6位、21年東京五輪で55キロ級11位の成績を残した。23年4月から母校に戻り、後進の指導に励んでいる。 　リオ五輪直後の第2回金沢マラソンでは大会アンバサダー（広報大使）としてスタートセレモニーに出席し、ランナーに温かい声援を送った。今年の大会では公式サポーターを務める。 　ファンランは昨年の大会前日、フィニッシュ会場の県陸上競技場で初開催された。今年はスタート会場のしいのき迎賓館やいしかわ四高記念公園を囲む1・4キロのコースに変更となり、小学生以上の153人に制限時間20分で1周して走る楽しさに触れてもらう。 　八木さんは「金沢マラソンには金沢の魅力がぎゅっと詰まっています。風情あふれる美しい街並みや食文化を思う存分、味わってください。笑顔でゴールできるよう、全力で応援しています」とコメントした。 　このほか、「ミス・ワールド2022」に日本代表として出場したモデル・タレントの山口佳南（かな）さん（26）=氷見市出身、金沢星稜大OG=も公式サポーターに就任し、初のフルマラソンに挑むことになった。