<西園寺さんは家事をしない>ドラマPが語る第10話の見どころ 幸せと切なさが混在 “偽家族”最後の日々
そして、そんな幸せと切なさが混在する“偽家族”最後の日々の中、西園寺さんと楠見は何を思っているのでしょうか。西園寺さんはいつもの通り明るくてポジティブでどんどん前に進んでいく。楠見はこの数カ月の暮らしで西園寺さんから受け取った優しさを胸に、この家に初めてきた時よりもずっと柔軟になってこの家を出る準備を進めていく。
2人はなにしろ仕事ができるので、引っ越しの準備もどんどこ進んでしまうんですよね。もっとゆっくりやって、もっと一緒にいたらいいのに!と思わずにいられないくらいに。そんな先へ先へとポジティブに進んでいく2人ですが、ふとした時に見せる表情や言葉をどうかお見逃しなく。
誰かを好きになること、大切な人が増えることは、とても幸せなことですが、でもそれだけではない。せつなさも、寂しさも、もどかしさも増えます。今までのようにひたすらポジティブに、自分に正直にいられないこともある。だけどそれもまた西園寺さんと楠見の人間らしい姿だと思います。バタバタな残り少ない“偽家族”の日々を笑って見守りながら、西園寺さんと楠見の「本心」がどこにあるのかを探しながら、もどかしさと切なさを楽しんでいただけたら幸いです。
◇一度芽生えた絆と愛情はそうそう消えない? 横井の優しさも健在!
第9話で西園寺さんとお別れした横井。視聴者の皆さんからは、横井が第9話で退場してしまうのでは?と心配する声もたくさん届きました。が、そんなことはさせませんのでご安心ください!
ご存知の通り、横井はそんじょそこらの懐の広さではない大きな大きな心を持った人。ぶっとんだ “偽家族”をすべて理解して受け止めてくれた人ですから。西園寺さんとの“恋人”という関係は終わったけれど、そのあと横井はどうしていくのだろうと考えた時に、これからもきっと西園寺さんは、彼にとっての大切な人であるということは変わらないのではないかと思いました。