あなたの家にも?…空き巣の「マーキング」に注意 表札・メーターに“謎の文字”が年末年始の防犯対策【#みんなのギモン】
■表札にシール、ガスメーターに文字
近野解説委員 「旅行や帰省で出かける方はこれから多いと思いますが、特に空き巣で注意が必要なことがあります。防犯アドバイザーの京師美佳さんが相談を受けて見に行ったところ、表札に謎の小さなシールが貼ってありました」 「ガスメーターの上の部分には、手書きで『WC 16-20』と書き込まれていました。これは『女性・子ども16時~20時不在』という意味のようです」 森アナウンサー 「ガス会社の方が書いたんじゃないということですか?」 近野解説委員 「空き巣によるマーキングの可能性があるといいます」 「大手警備会社によると、空き巣の多くは住んでいる人に発見されるリスクを下げるために、事前に下見して侵入しやすさをチェックし、マーキングするようです。闇バイトの凶悪な強盗でも下見はあったと聞いています」
■謎の記号やローマ字が…どんな意味?
斎藤キャスター 「そう言われてみれば、きょう出てくる時にドアノブにシールが貼ってありました。それがマーキングなのかどうかはわかりませんが、文字と数字が書いてありました。怖いですね」 近野解説委員 「どういう文字がどういう意味なのか。ALSOKによると『M』『W』『S』『F』などのローマ字や、『ル』『学』といった謎の頭文字、『○』『×』『△』のほか、色のついたシールもあります」 「『M』は男性、『W』は女性、『S』は独身、『F』はファミリー、『ル』は留守、『学』は学生、『○』は可能性あり、『×』はダメ、『△』」はもう一息という意味です」 「黒のシールは侵入が厳しい、白のシールは侵入可能性がある、ということを指しています。こういう記号などの組み合わせでメッセージにしていることがあるようです」 刈川くるみキャスター 「ここまで細かいと、高齢者や女性の単身の家が狙われやすくて怖いですし、私もシールが貼ってあったことがありました。何かわからないのですぐ外したんですけど、もしこうった記号を見つけたらどう対処するのがベストですか?」 近野解説委員 「防犯アナリストの桜井礼子さんは『マーキングじゃないかと思ったら写真を撮って警察に通報する。消していいかどうか、警察の指示を待ってから消すのがいい』と話します」 「こういうマーキングはポストやインターホン・表札・玄関ドアのほかにも、水道やガスのメーターなど、裏側や下、横などあらゆる所に書いてある可能性があるので、四方八方から注意して見てほしいということでした」 鈴江奈々アナウンサー 「普段生活していて水道やガスメーターの裏側は絶対見ないので、あえて見てチェックしたいですね」