【現役ドラフト】巨人・畠は阪神へ「恩返しができるよう…」「巨人-阪神」間の指名は昨年に続き2年連続
プロ野球の「現役ドラフト」が9日に開催され、巨人の畠世周投手(30)は阪神に指名された。 【写真】現役ドラフトの流れ 畠は近大から16年ドラフト2位で巨人に入団。17年7月6日の広島戦で1軍デビューし、7月19日の中日戦でプロ初勝利を挙げた。21年には自己最多となる52試合に登板。昨年3月に右肘のクリーニング手術を受け、自身初の1軍登板なしに終わった。7月14日のDeNA戦で658日ぶりの1軍マウンドに立った。先発、中継ぎで通算19勝12敗19ホールド2セーブを挙げている。 畠は球団を通じて「ジャイアンツに在籍した8年間、監督やコーチ、チームメイトに恵まれ、かけがえのない時間を過ごすことができました。何よりファンの皆さまには、どんな時でも温かく声援を送っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。けがが多く、リハビリでくじけそうになった自分に“待っているから”と、とてもありがたい言葉をかけていただいたことは忘れません」とチームやファンへの感謝を伝え、「このたび、阪神タイガースに移籍することになりました。お世話になったジャイアンツの皆さまに恩返しができるよう、阪神タイガースの力になれるよう、目いっぱい腕を振っていきます。ジャイアンツファンの皆さま、8年間ありがとうございました」とコメントした。 「巨人-阪神」間の指名は、昨年の現役ドラフトで阪神17年ドラフト1位の馬場皐輔を巨人が指名しており、2年連続。また、23年まで阪神に在籍していたカイル・ケラーを今季巨人は獲得していた。 巨人は日本ハムの田中瑛斗投手を指名した。