和田雅成&曽野舜太が「神様のサイコロ」撮影で飯田譲治監督の神業に衝撃!
──飯田監督と一緒に作品を作っていくのはお二人とも初めてとのことですが、どのような印象でしたか? 和田 「すごく熱い方でした」 曽野 「頭の中でいろいろなことを考えているんだろうなと」 ──第2話まで試写を見させていただきましたが、この先どうなるんだろうと、ドキドキしながら拝見しました。実際の現場はいかがでしたか? 和田 「僕たちは、登場人物の5人と同様に、身に付けていた携帯(カメラ)で撮影もしていたんです。その時の映像も実際に使用していて、僕らが演技をしつつ撮影をしているというか…。カメラマン役の方も実際に撮影していたりします。もちろん、本職のカメラマンさんが撮影している部分もあるのですが、物語の後半には僕たちがカメラを付けたまま走り回ったりして、それもリアルに生配信しているという設定なので、臨場感があると思います。最初は、『本当にこれ使えるのかな』『どうやって映像化するんだろう』と思いましたけど、出来上がったものを見たらすごく良かったです」 曽野 「携帯のカメラでもさまざまなモードが設定できて、1秒あたりに撮る枚数のFPS(フレームレート)も、すごく細かく設定できるので、みんなで合わせてやりました」 和田 「ムービーモードみたいなのもあって、今すごいですよね。それで実際に映画を撮った作品もあるみたいです。設定すれば、色味が変わったり臨場感が出たりして、全然違いました」
──自分が撮っていると思いながらの演技は難しくなかったですか? 曽野 「最初は難しかったですが、慣れてきたら難しいと感じず演技できました」 ──演技に影響はなかったんですね。没入感というか、ドラマなのに自分が実際にYouTubeを見てるような感覚になりました。 和田 「そう感じてもらえるとうれしいです」 曽野 「それが狙いだったんです!」
──撮影していく上で、手応えを感じた部分を教えてください。 曽野 「さすが飯田さんと感じました。飯田監督の作品に、キャストの1人として参加させていただいて、出来上がったものを見て、自信を持って皆さんに見ていただける作品になったなと感じますし、1人でも多くの方に新作を見ていただいて、僕たちのことを知っていただきたいなという気持ちです」 和田 「監督の新作って、4~5年ぶりぐらい。『どうやって撮るのか、やり方を忘れちゃったよ』と冗談で言っていました」 曽野 「撮るのが久しぶりと言っていましたよね」 和田 「舜太が言ったように、最初は想像でしかなかったものが画になってイケるなと。没入感というか、本当にYouTubeを見ているような感覚になると思うし、さらに、途中からは自分もそこにいるような感覚になっていくと思います。多分、それが監督の狙いなのでそこは確実に抑えられていますし、監督の作る世界観が本当に独特で魅力的なので、そこは自信を持って『この作品面白いよ』と言える感じです」 ──飯田監督にとっては久しぶりの作品でしたが、現場で感じた監督のすごさをお聞かせください。 和田 「全てに対して思い切りがいいんです。撮影初日に8時間半巻いたんですよ。そんなことあるんだって、びっくりしました。それも携帯で長回しで撮っているし、1~10ページ分が一発で撮れちゃって、基本的に一発でいい画が撮れればそれで終わるんです。本来、10ページ分あったら何時間もかけて撮りますけど、それが、監督がいい画が撮れたからって、30分で一発OK…。でも、僕たちが、今手応えあったねと思った時には、もう一回と言われたり。そういう監督の思い切りの良さみたいなのが心地よかったです」 曽野 「そんなに巻いたら僕が監督だったら、『もうちょっと撮っておこうか』と言うと思う。飯田監督は、いいものが撮れたからそれで大丈夫って」 和田 「長年積み上げてきた経験で、間違いなくイケるなと判断する潔さに、すごいなと全員が思ったと思います」