斎藤氏「業務上の活動で厳しく注意」と疑惑を否定 「パワハラなかった」発言の真意問われ
17日投開票の兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏は18日、報道陣の取材に応じ、告発文書問題を巡る一連の対応について「県としての対応は適切かつ法的にも問題なかった」と、これまで一貫して主張してきた見解を改めて述べた。 【リスト】斎藤知事の主なパワハラ疑惑 「20メートル歩かされただけで怒った」「エレベーター閉まり激高」 報道陣から、斎藤氏が街頭活動中に「(県職員らへの)パワハラはない」と発言していたとの指摘が上がると、「自分として業務上の活動で厳しく注意した。(パワハラと)認定されるかどうかという意味で、そういう発言をした」と、パワハラ疑惑に対する自身の正当性を主張した。 また、文書問題が「一部幹部だけが集まって密室で処理された」との見方を示されると、「今までも一部の職員とばかり話をしていたわけではない。いろんな職員と話をしてきたのでこれからもしっかりやっていく」と強調。「県政改革の推進に向けた会議も立ち上げたので、そこを『見える化』していくことも大事」と語った。 斎藤氏は9月、パワハラ疑惑などを挙げた告発文書への対応などを巡り、県議会で全会一致の不信任決議を受けて自動失職。17日投開票の知事選では混乱した県政の立て直しを訴えた同県尼崎市長の稲村和美氏らを破って再選された。