里帰り出産をしない夫婦必見!実母などのサポートを呼ぶ場合にやっておくべき5つのこと
新型コロナの流行を経て、「里帰り出産」をしない人も増えました。里帰りせず、実母などにサポートに来てもらいながら産後を乗りきるために、妊娠中からやっておくべきことを助産師の中村真奈美先生に聞きました。 【画像】How to会陰マッサージ
サポートしてもらいたい内容を明確に
里帰りせず、産後に実母などの家族に手伝いに来てもらいながら夫婦2人で乗りきる場合、サポートする人と夫婦がストレスなく家事や育児をできるかどうかがポイント。 まずは、サポートしてくれる人に、頼みたいことを明確に伝えることが大事です。それと同時に、「自分が希望している母乳育児のこと」「沐浴はパパにやらせてほしい」など、ママやパパが自分でできることもしっかり伝えておきましょう。
サポートしてくれる人がリフレッシュできる時間を
「実母に手伝いに来てもらったけれど、一日中一緒にいるとお互いに疲れてしまい、甘えから衝突してしまった」などという話を聞いたこともあります。サポートしてくれる人が泊まりの場合はもちろん、日帰りの場合でも、1人で休憩できる部屋やスペースを用意しておき、リフレッシュできる時間を確保してあげるようにしましょう。「疲れてない?」と声がけし、感謝の気持ちを伝えることも忘れないで。
やってもらいたいサポートはその都度見直して
実母などにやってもらいたいことを決めておいても、いざ手伝ってもらうと変わっていくこともよくあります。最初から決めつけず、「もっと(通う)頻度を減らしていいよ」「夕飯は作らなくていいよ」、逆に「おむつ替えもやってほしい」「土曜日も来てほしい」など、その都度話し合って変えていきましょう。
産後のサポートサービスも利用しよう
産後、実母などが手伝いに来てくれるからと、そのほかの産後のサポートサービスを検討しないで手伝いに来てくれる人だけに頼り切ってしまうと、お互いに疲れてしまうことも。自治体の産後ケア事業や、家事代行サービス、宅配サービスなど、今はサポートが充実しています。妊娠中からいろいろな選択肢を用意しておきましょう。
パパの役割もしっかり決めておこう
サポートの人がいると、パパの出番がなくなってしまう可能性もあります。「赤ちゃんの沐浴はパパがやる」など、パパの分担や役割を決めておくと、サポートの人が帰ってからも育児がスムーズになります。 監修/中村真奈美 取材・文/樋口由夏、たまごクラブ編集部 産後、サポートに来てもらうのはとても心強いもの。ただ、自宅以外の場所で家事や育児をするのは、サポートする人にとっては負担になることも。感謝の気持ちをしっかり伝え、協力して産後を乗りきりましょう。 ※掲載している情報は2024年10月の情報で、現在と異なる場合があります。 監修者 中村真奈美 先生 PROFILE:せるか助産院 院長(保健師・助産師・看護師) 病院勤務を経て、地域やクリニックで新生児訪問、乳児健診、母乳・沐浴訪問に携わる。2024年7 月、母乳外来、ベビーマッサージ講座などを中心とした助産院を開業。
たまひよ ONLINE編集部