「マリーゴールド」ロッシー小川代表、2025年「女子プロレス」展望…「メジャーになっていくには…スポーツの延長上であって欲しい」…1・3大田区全成績
◆マリーゴールド「MARIGOLD FIRST DREAM2025」(3日、大田区総合体育館)観衆1830 女子プロレスのマリーゴールドは3日、大田区総合体育館で「MARIGOLD FIRST DREAM2025」を開催した。 4大シングルタイトルマッチでは、ワールド選手権で林下詩美がSareeeを破り、ユナイテッド・ナショナル選手権で桜井麻衣が青野未来に勝利、スーパーフライ級選手権でもビクトリア弓月が翔月なつみを倒し、3人の新王者が誕生した。また、アマレスで実績を残した山岡聖怜がデビューし「マリゴ」は新たなリングへ激変した。 大会後にロッシー小川代表は「チャンピオンが変わって、ひとつ言えることは、詩美にしても弓月にしてもMIRAIにしても柔道出身。アマレスの山岡聖怜…ようやく女子プロレスがアスリートっていうか、スポーツの延長上になればいいなっていう兆しが見えたかなと思います」と総括した。 続けて「ここ数年、十数年の女子プロ界はどうしてもタレントからの転出、転向が多かったじゃないですか。ここに来てようやく競技をやっている人が入ってくる世界。また、そういう選手たちが下地があるんで、どんどん大きくなっていく世界になっていくんじゃないかなと思います」と期待を寄せた。 この発言の真意を問われ「格闘技の下地がある。そういう人たちが実際、地力もあるし、タレント上がりと言ったら変だけど…そういう人とは違うな、と。だから女子プロレスがもっともっとメジャーになっていくには、やっぱりスポーツをやっていた人が、スポーツの延長上であって欲しい。そうすると、もっとスポーツやっていた人がどんどん入ってくるんじゃないかな」と明かし「別にタレントからの人が悪いと言っているんじゃなくて、そういう兆しがずっとあったじゃないですか。今日の顔ぶれを見ると下地がある選手が出てくる世界になっていくんじゃないかな」と説いた。 一方でアスリート出身ではないが「桜井は頑張っています」とフォローしていた。 ◆1・3大田区全成績 ▼ワールド選手権試合 ○挑戦者・林下詩美(22分23秒、ハイジャック・ボム→エビ固め)王者・Sareee● ▼ユナイテッド・ナショナル選手権試合 ○挑戦者・桜井麻衣(25分17秒、STF)王者・青野未来● ▼GHC女子選手権試合 ○王者・天麗皇希(8分21秒、アメジストバタフライ→片エビ固め)挑戦者・後藤智香● ▼パッション・カウントダウン タッグマッチ ○高橋奈七永、石川奈青(16分46秒、クイーンビーボム→体固め)里村明衣子、YUNA● ▼ツインスター選手権試合 挑戦者組・○ボジラ、タンク(7分10秒、ハイアングル・パワーボム→片エビ固め)王者組・野崎渚、CHIAKI● ▼スーパーフライ級選手権試合 ○挑戦者・ビクトリア弓月(13分14秒、三段式ムーンサルトプレス)王者・翔月なつみ● ▼山岡聖怜デビュー戦 △山岡聖怜(15分時間切れ引き分け)MIRAI△ ※延長戦 ○MIRAI(7分14秒、ラリアット→片エビ固め)山岡聖怜● ▼新春ドリーム・ランブル(13人参加) ○真白優希(20分25秒、オーバー・ザ・トップロープ)勇気みなみ●
報知新聞社