不正軽油製造の疑い、石油販売会社経営の男ら3人逮捕 兵庫県警
不正軽油を製造したとして、兵庫県警保安課と尼崎東署などは16日までに、地方税法違反の疑いで、石油販売会社の実質的経営者だった男(67)=大阪市港区=ら3人を逮捕した。 【写真】灯油缶は何色?「赤」「青」で分かれる“地域差” 他に逮捕されたのは、取締役だった男(66)=大阪市港区=と営業担当の男(53)=大阪府松原市=の2人。 逮捕容疑は、3人は共謀して2022年1月~12月、県知事などの承認を受けずに兵庫と奈良県、大阪府のいずれかにある製造所や運送会社の敷地内で、軽油と灯油を混ぜた不正軽油を製造した疑い。調べに対し実質的経営者の男は「黙秘します」と説明し、他の2人は容疑を認めているという。 同課によると、不正軽油の製造は43回計約67万リットルで、軽油引取税の脱税額は2千万円以上に上るという。