ひろゆきはなぜ再ブレイクできたのか…リハック高橋Pの選定基準「マスメディアが誤った情報を発信する責任は重い」「既得権益を持たない人に注目している」
メディアとして強くなる過程が重要
ーーReHacQはYouTubeなどで動画を無料配信していますが、収益性はあるのでしょうか? 正直なところ、コストもかかりますし、すぐにめちゃくちゃ儲かるものではありません。ただ、メディアにおいては、一時的に収益を上げることよりも、「メディアとして強くなる過程」が重要だと考えています。もちろん、黒字を維持することも大切ですが、それはあくまで世の中に発信したいコンテンツを届けるための手段であり、目的そのものではないと捉えています。 ReHacQは黒字ではありますが、それは持続可能な形でコンテンツを発信し続けるための最低条件だと考えています。 会社全体で見ると、映像制作の部署もあり、いくつかの柱を立てながら運営しているといった形です。
マスメディアが誤った情報を発信する責任は重い
ーー今回の兵庫県知事選では、リベラル色の強いマスメディアの報道よりも、SNSの影響力が強かったという印象を受けました。今後、報道の在り方はどのように変わっていくとお考えですか? マスメディアもSNSもそれぞれ危険な側面がありますが、現行法での対応が基本だと考えています。例えば、SNSでの誹謗中傷やフェイクニュースなどは名誉毀損や、風説の流布として取り締まるべきだと思います。一方で、マスメディアについては、今回の県知事選において選挙前の報道のあり方に異議を唱える声が多かったことが、民意が傾いた一因とも言えると思います。 民主主義やメディアのあり方について「これが最も良い」という答えを出すのは難しいですが、国民はより害が少なく、欠陥のない方を選ぶのが現実的だと思います。その意味では、電波や紙媒体といった大きな影響力を持つマスメディアが誤った情報を発信した場合、その責任はSNS以上に重いと言えます。そのため、マスメディアにはより厳しいルールとペナルティが課されるべきですし、自浄作用が求められると考えます。電波を優遇された価格で使用している現状や、軽減税率を適用されているといった優遇にはそれ相応の責任が伴うべきです。 SNSに関しては規制を強化すべきだという議論が出ることがありますが、一方で、自分たちの報道に対する疑義と実質的な責任が少ないマスメディアの姿勢には疑問を感じます。
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