【桂川有人の欧州ツアー挑戦記 #9】ヨーロッパのコースでバンカーがハザードだということを実感。今週はスペインで頑張ります!
DPワールドツアーに参戦中の桂川有人。今日開幕の「アクシオナスペインオープン by マドリード」の開催地であるスペインから、「アイルランドオープン」、そして「BMW PGA選手権」のお話しです。 桂川有人が撮影したロイヤルカウンティダウン
こんにちは。桂川有人です。前回から少し時間が経ってしまいました。ここ3試合予選落ちが続いていて、僕が落ち込んでいるのでは……なんて思われていたかもしれませんが……僕は元気です。ふふふ。 ゴルフとしてはずっとティーショットが上手くいかなくて。あとはそんなに悪くないんですけど、曲がるというか狙った球が出ない。体の調子は意外といいんです。だからなおさらもどかしい思いをしながらプレーしています。 先々週の「アムジェンアイルランドオープン」は、当初はスキップしようと思っていたんですけど、いろいろと話を聞くなかで、川村昌弘さんに「すごくいいコース」と聞いて出ることにしたんです。川村さん、歴史のあるコースが好きなんですよ。ふふふ。開催コースはロイヤルカウンティダウンGC(北アイルランド)。確かに、あるゴルフ場ランキングで調べても、リンクスコースではかなり上位に入っています。実際プレーしてみて、確かによかったです。ナショナルオープンですし、メジャーっぽい感じもありました。地元開催ですから、ローリー・マキロイ選手なんかも出ていて。ただ、本当に難しかった。フェアウェイも広くないから曲げたらブッシュに入る。しかもグリーンもそんなに大きくない。雨風はものすごく強い……でもだからこそ、とてもいい経験になりました。出てよかったです。
雨風は今まで経験したなかで一番すごかったかもしれません。全英オープンのロイヤルトゥルーンもヤバかったですけど、まだ風が真っすぐというか縦の風だったので、強くてもなんとかなったんです。でもアイルランドオープンの場合は、横風がほとんど。後ろからとか正面から吹くことはあまりなくて。横の強い風が続くとけっこうしんどいなって。 また、ずっとヨーロッパで戦っていると、バンカーがきちんとハザードになっていることがわかります。日本だと、「このバンカーは入れてもOK」ということがあるんですけど、こちらのコースはしっかりペナルティとなってしまいます。そうすると、よりフェアウェイを狭く感じたり、ティーショットの怖さが一気に増えたりします。でもまあ、僕のティーショットの調子が悪いのは、コースのプレッシャーではなく、自分のコンディション不足。8月上旬の日本ツアー、横浜ミナト Championshipでも予選落ちしたので……。ちなみにリンクスコースはもう、たくさん経験するしかない。この風はこうなるというイメージ力が必要。計算ができるようにするためにも回数をこなさないといけません。
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