【フィギュア】“さらあつ”岸本、田村組V2 “すみいぶ”小河原、吉田組2位 全日本ジュニア
<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇16日◇広島・ひろしんビッグウェーブ◇アイスダンス・フリーダンス(FD) 昨季の世界ジュニア選手権12位の愛称「さらあつ」こと岸本彩良(17=中京大中京高)田村篤彦(20=西武東伏見FSC)組がFD1位の87・44点とし、合計146・17点で2連覇した。 ダンススピンやリフトなど3つの要素で最高難度のレベル4を獲得。岸本は「どれだけ疲れていてもスピードが出せるように練習してきた。FDではそれが見せられたかな」と振り返り、田村も「今日は全力でスピードを出して走り抜けようと思っていた。途中でスタミナが切れかけたが何とか走り抜けられた」とうなずいた。 愛称「すみいぶ」こと吉田菫(すみれ、13=蒼明学院中等部)小河原泉颯(いぶき、15=岡山理大付属高)組はFD82・87点、合計139・91点で2位。今季のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第1戦ラトビア大会8位の若きカップルが、初の全日本ジュニアで人気アニメ「ワンピース」の世界観を表現した。 ルフィに扮(ふん)したという小河原は「戦う場面は戦う、悲しむ場面は悲しむとメリハリをつけた」、ナミに扮(ふん)したという吉田は「レベルは少し落としてしまいましたが、自分たちの中ではやりきれた」と手応えを口にした。2人はシングルにも出場しており、小河原が男子SPで12位発進、吉田が女子SPで20位発進している。 ◆ジュニアアイスダンスの総合成績 <1>146・17点 岸本彩良(中京大中京高)田村篤彦(西武東伏見FSC)組 <2>139・91点 吉田菫(蒼明学院中等部)小河原泉颯(岡山理大附)組 <3>137・22点 山下珂歩、永田裕人組(日大) <4>133・38点 柴山歩、木村智貴組(木下アカデミー) <5>103・55点 中島未英(明治神宮外苑FSC)熊野英輔(武蔵大)組