箱根駅伝メンバー争いの上尾ハーフマラソン 大東大の棟方一楽が優勝 2位は駒大の帰山侑大
◆上尾シティハーフマラソン(17日、埼玉・上尾運動公園陸上競技場発着=21・0975キロ=報知新聞社後援) 例年、箱根駅伝に出場する各校がメンバー選考と位置づける大学男子の部では、大東大の棟方一楽(2年)が1時間1分36秒(記録は速報値)で優勝した。昨年、山梨学院大のブライアン・キピエゴ(当時1年、現2年)がマークした1時間1分7秒の大会記録には及ばなかったが、西川千青(ちお、4年)が今年にマークした1時間1分55秒の大東大記録を更新した。 2位には駒大の帰山侑大(3年)が続いた。 レースは中央学院大のエース吉田礼志(4年)がスタート直後から先頭を引っ張り、10キロを29分5秒で通過。15キロを過ぎた後、帰山が先頭に立ち、国学院大の吉田蔵之介(2年)らが追う展開に。18キロ過ぎに大東大の棟方が抜け出し、そのまま勝ち切った。 大東大の真名子圭(まなこ・きよし)監督(46)は「練習はしっかりできていた。思った以上に、よく走ってくれました」と高く評価した。棟方は全日本大学駅伝(11月3日)ではつなぎ区間の5区で6位。箱根駅伝に向けて主要区間で戦える力を見せた。2年連続のシード権(10位以内)を狙う大東大にエース級の選手が台頭した。
報知新聞社