高齢者の事故は自宅で発生しがち。トイレのマットで転ぶ、コンセントのほこりで出火、階段を踏み外す…わが家に潜む危険をチェック
高齢者の事故の多くは、住み慣れた自宅で発生しています。危険な場所や要因を具体的に知ることで、死亡や大ケガに至るリスクを減らすことができるでしょう(イラスト◎鈴木亮 構成◎本誌編集部) 命を落とす事故につながる可能性も。リビングに潜む危険は… * * * * * * * ◆(1)の危険な場所 【玄関】 ●脱ぎ履きする際にふらついて転倒 ●玄関マットで滑って転倒 ●上がりかまちの段差でつまずく 【廊下】 ●床に置いた物につまずく ●スリッパ、靴下で滑って転倒 【階段】 ●踏み外して転落 ●踊り場の物が原因で踏み外す
◆(2)の危険な場所 【浴室・脱衣所】 ●ヒートショックを起こし溺水 ●浴槽や床で滑って転倒 ●高温によるやけど 【トイレ】 ●温度差でヒートショック ●マットやスリッパで滑って転倒 ●ドアが塞がれ閉じ込められる
◆(4)の危険な場所 【リビング・居間】 ●電源コードにつまずく ●カーペットやこたつの布団につまずく ●床に置いた新聞など紙類で滑って転倒 ●部屋の間の段差につまずく ●エアコンのボタンの押しまちがいで熱中症に ●ストーブによる一酸化炭素中毒や火事 ●コンセントのホコリやたこ足配線からの出火
「婦人公論」編集部