俳優 岡崎紗絵さん「私ももらい泣きしちゃって」社会人野球のレジェンド引退 佐竹功年さん(41)が挑む第二の人生 【5年目Dの取材記(3)】
11月下旬、ディレクターの私は東京・赤坂のスタジオにいた。トヨタ自動車の野球部で19年間、現役選手として活躍した佐竹功年さん(41)を取材したドキュメンタリー番組のナレーションを収録するためだ。 【写真を見る】俳優 岡崎紗絵さん「私ももらい泣きしちゃって」社会人野球のレジェンド引退 佐竹功年さん(41)が挑む第二の人生 【5年目Dの取材記(3)】 今回、お願いしたのは名古屋市出身の俳優・岡崎紗絵さん。 私は岡崎さんの声が好きだった。優しく、落ち着きがあって、どこか懐かしさを覚えるようなそんな声。ナレーション撮りでは約束の時間ギリギリまでしっかりと読んでくださった。 「ここ、もう一回いいですか?」と自ら申し出てくれた岡崎さん。俳優としての本気を感じた。一方で「ここ、こんな感じでいけますか?」と私が言うこともある。毎回「すみません!」と最後に言っていた気がする。快く読み直しにもお付き合いいただき、感謝しかない。 そんな岡崎さんに番組の感想を聞いた。 ■「私もちょっともらい泣きしちゃって」 「社会人野球は詳しいというわけではなかったのですが、今回(VTRを)観させていただいてこんなに内側はすごく盛り上がっているのだと知れたことが、自分のなかでも大きいものだと思っていて、番組のなかでも(元ドラゴンズの吉見一起さんが)おっしゃっていたんですけど『プロ野球を続けるよりもすごく難しいこと』とおっしゃっていたのが『そうなのか』とすごく新しい発見でした」 Q.印象に残っているシーンは? 「最後の試合後のインタビューですかね。(佐竹さんが)涙されていて、私もちょっともらい泣きしちゃって、19年その場所にいられたことってものすごいことだと思いますし、そこから離れるということはいろんな思いがめぐるのだろうなと思ったので一番印象に残っています」 Q.佐竹さんの挑戦は続く、岡崎さんからメッセージを。 「19年間ずっと素晴らしいプレーヤーとしていらっしゃったので、次のステージは内側からいろんな選手を支えていくということになるのかなと観て思ったので、唯一無二の存在で活躍されると思っています、応援しております」 私は、ナレーション撮りが終わった後の岡崎さんの一言が忘れられない。
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