【RIZIN】榊原CEO、応援シート“瞬殺”の朝倉未来について「ケラモフ戦の問題から今回は水抜きに負荷がかからないようにしている」、平本蓮は「ファンの“数”じゃない」
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで開催される『超RIZIN.3』の追加対戦カード発表会見が24日、都内で行われ、榊原信行CEOが「朝倉未来 応援シート」の完売と、朝倉のコンディションについて語った。 【写真】フェイスオフする朝倉未来と平本蓮 RIZIN初開催となる、満席で4万人越えのスタジアムバージョンでの大会に向け、20日かファンクラブ先着先行で、朝倉未来と平本蓮の「応援シート」(Tシャツ特典付き、35,200円)が発売され、朝倉未来の応援シートは即日完売。 朝倉は、23日の榊原CEO訪問のYouTubeで「一瞬で売れたそうでありがとうございます。もう買えないんですよね。平本くんの方の応援シートが余っていると思うんで。僕のファンそっち側座ってもらって乗っ取ってください。初の5万超えの景色を皆さんに見せたいんで」と、平本応援団席も朝倉ファンで埋め尽くしたいと笑顔で語っていた。 24日からオフィシャルサイト先着先行もスタートし、榊原CEOは「『THE MATCH』の時と同じような感じですね。ファンクラブの方の申し込みが代々木体育館や有明アリーナの4倍くらい。ファンクラブ会員には“待ってました”という感がある」と、出足好調とすると、「朝倉未来応援シートは瞬殺。両選手で過去最大の4000枚くらい用意したけど、PRIDEの頃の桜庭和志に匹敵するぐらいの勢いで売れました」と、あらためて朝倉未来人気の高さを伝えた。 続けて「ただ、ファンクラブ会員は長年のファンで、朝倉未来ファンの方が多いと思う。これから一般発売で“平本チルドレン”的な平本蓮のカジュアルなファンもようやく買えるので、一気に追いついてくると思います」と、朝倉ファンよりも新規ファンが多い平本応援団の巻き返しに期待した。 また、買い逃した朝倉未来ファンに向けた応援シートの増設については、「ファンクラブで買えなかった人が大量に出ていますので、もし追加したら“なんだよ”って話じゃないですか。それに追加できるような会場の設定でもない。距離感が違ってきてしまうので、買えなかった方はほかのチケットを購入して応援していただければ」と、追加販売は無いとした。 『超RIZIN.3』のリングサイド1列目の「VVIP席」が110万円。2、3列目(VVIP席)で55万円、4列目以降のVIP席でも22万円という、かなり強気な金額設定となっている今回の『超RIZIN』。「この日は格闘技だけでなく、様々なビッグイベントがある」(榊原)というなか、ほか座席もSRS席55,000円、S席33,000円、A席16,500円とライブ観戦のスペシャリティ感あるチケット価格となっている。 ◆朝倉未来に会って「顔つきがいい」(榊原) 格闘技として15年ぶりのスタジアムバージョンでのメインイベントに向け、朝倉未来は榊原CEOに「調子めちゃめちゃいいですよ。ヤバいッすよ。ちよっと圧倒的な試合になると思うんで。ほんと自信しかないですね」と好調ぶりを伝え、唯一の懸念としての出血ストップを挙げ「万が一、切れちゃっても絶対に止めないでほしい。そこだけはお願いします。しっかり白黒つけたいんで」と、完全決着を希望している。 そんな朝倉と対峙した印象を聞かれた榊原CEOは、「顔つきがいい。まだ2カ月以上前ですけど、体も2カ月後に向けて──前回のケラモフ戦のときは試合前日の計量に向けて5kg以上の水抜きをして、それによってコンディションの問題があった。そういう経験を経て、今回はナチュラルに前日の水抜きに負荷がかからないようなコンディションを整えている感じです。JTTに来ているコーチ陣の指導を未来も受けて、そういう環境も含めて彼は手応えを感じている。積み上げてこれている」と評価した。 一方で、対する平本がアイルランドでの合宿から一時帰国したことについては、「まだ会えていない」と答えるにとどまっている。 本誌の取材では、セルジオ・ペティスが6月9日の堀口恭司戦との再戦に向け、前回同様に平本蓮がセコンドに着くことを希望しており、平本はどう動くか。 25日、平本はXで「応援チケットが売れ残ってる事をイジってくるやつがいるけど、そりゃ朝倉未来の方が人気も知名度あるし当たり前だろ。ファンの数じゃない。俺には変わらずずっとついてきてくれてるファンの奴らがいる。そいつらは本気で俺が勝つって信じてる。そいつらのために朝倉未来をぶっ飛ばすだけ。朝倉のファンで試合会場いっぱいにしてくれや」と、コアで熱いファンの前で朝倉に勝利すると投稿している。