「教育費は想定通りにならない」子供3人を国公立大学に入れたい40代パパにFPが伝えたい注意点
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。 今回の相談者は、41歳、会社員の男性。子供を3人を国公立大学に行かせ、定年退職時点で2000万円を貯めたいといいますが、今のままの家計で問題ないでしょうか。FPの菅原直子氏がお答えします。 【画像】50代夫婦の生活費
子供3人を国公立大学卒業まで育て、定年退職時点で2000万の貯金を貯めたいのですが資産形成の現状に問題がないか確認したいです。今は余剰資金を投資に回しています。僻地なので夫婦で車2台は必須です。ミニバンと軽自動車を10年程度で更新し、働くのをやめる68歳頃まで2台保有予定です。軽は去年更新し、ミニバンは5年後に更新予定です。 想定進路は公立理系四年制大学まで。一人暮らしを想定しています。 妻が扶養控除内で働いています。年収100万。隣に65歳程度の義両親が住んでいますが今の所は介護の心配はありません。 【相談者プロフィール】 ・男性、41歳、会社員 ・妻、40歳(扶養控除内、年収100万円) ・子供3人(5歳、7歳、10歳) ・住まい:北海道、持ち家(戸建て) ・毎月の世帯の手取り金額:43万円 ・年間の世帯の手取りボーナス額:200万円 ・給与・事業収入以外の収入:児童手当月額3万5000円 【毎月の支出の内訳】 ・毎月の世帯の支出の目安:48万円 ・住居費:8万円 ・食費:5万円 ・水道光熱費:4万円 ・教育費:2万5000円 ・保険料:1万円 ・通信費:1万円 ・車両費:6万5000円 ・お小遣い:3万円 ・その他:17万円 【資産状況】 ・毎月の貯蓄額:0円 ・現在の貯蓄総額:490万円 ・毎月の投資額:25万5000円 ・ボーナスからの年間貯蓄額:33万円 ・現在の投資総額:900万円 ・現在の負債総額:1840万円(住宅ローン:物件購入額2400万円、借入額2400万円、金利1.1%、残返済期間19年、残債1800万円) ・老後資金:公的年金、退職金1500万円 菅原:定年退職時点で預貯金2000万円を用意するために、現状の投資状況に問題がないかどうかを知りたいという相談です。現在は年間収支が黒字ですが、子供たちの成長とともに生活費は増えても黒字を維持できるのか、投資に回す資金があるかどうかを確認したいところです。