岐阜県は17日、県内でインフルエンザが流行入りした、と発表した。13日までの1週間に県内87の定点医療機関から計111人の感染報告があり、1機関当たり1・28人と、流行入りの基準とされている「1人」を超えた。県内でインフルが流行入りしたのは2023年8月以来となる。 　県感染症対策推進課によると、美濃加茂市や可児市など可茂保健所管内で1機関当たり7・88人と感染者が際立って多い。岐阜保健所管内は1・18人で、岐阜市保健所管内は1・07人。 　同課は本格流行も見据えて、手洗いの徹底や体調不良時の外出ストップ、熱やせきなど症状が出たら早めの受診などを呼びかける。 　感染症を巡っては他に、乳幼児で流行することが多い手足口病も県内で患者報告数が相次いでおり、6月初旬以降、警報レベルの水準が続く。便やくしゃみのしぶきなどを介して感染するため、警戒するよう呼びかけている。