借りパク注意!? レンタル先で大活躍中のJリーガー(3)J2サブからの大化け! 破壊力ある190cm超えの怪物
今季もJリーグでは、チャンスを求めて多くの選手がレンタル移籍でプレーしている。その中にはレンタル先で大きな成長を遂げた者や、かつての輝きを取り戻してチームに欠かせない存在になった者もいる。今回は、レンタル移籍先で活躍しているJリーグの選手を紹介する。※成績は15日時点の『transfermarkt』を参照。
FW:オ・セフン 生年月日:1999年1月15日 レンタル元:清水エスパルス レンタル先:FC町田ゼルビア 2024リーグ戦成績:14試合6得点1アシスト オ・セフンは年代別韓国代表にも名を連ねていた同国期待の選手であった。プロ入り後は出場機会の少なさに苦しんだこともあったが、兵役後の2021年夏に古巣の蔚山現代(現 蔚山HD FC)に復帰。リーグ戦19試合の出場で7ゴールをマークして復活の兆しを見せていた。 そのような状況でオ・セフンは、2022年冬に清水エスパルスへの移籍を決断した。しかし清水ではほとんどが途中出場での起用で、在籍2シーズンの間にリーグ戦であげた得点は「3」にとどまり、加入当初の期待に応えることはできなかった。だが今季になってFC町田ゼルビアへレンタル移籍すると、チームを牽引するエースストライカーへと変貌を遂げる。 身長193cmの恵まれた体格を持つオ・セフンは空中戦で強さを発揮し、前線でターゲットマンとしての役割を担っている。ポストプレーのみならず高い打点から繰り出されるヘディングも強烈で、リーグ戦であげた6ゴールのうち3点が頭で決めたものだ。開幕直後は決定力不足も指摘されていたが、現在はその不安も払拭している。 現在J1で首位争いをしている町田のトップスコアラーとなったオ・セフンは、J2で苦戦していた昨季から大化けしたと言っていいだろう。そして町田は昨年のJ2 MVPに輝いたエリキが5月に怪我から復帰している。FWのポジション争いも激しさを増すと思われ、これによってオ・セフンはさらなる進化を遂げるかもしれない。
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