全米鉄鋼労働組合会長、日本製鉄とUSスチールの提訴に争う姿勢示す ホワイトハウスは「コメントしない」
日テレNEWS NNN
日本製鉄とUSスチールによる提訴を受け、全米鉄鋼労働組合の会長は「根拠のない申し立てだ」として、争う姿勢を示しました。 日本製鉄とUSスチールが提訴したことを受けて、全米鉄鋼労働組合のマッコール会長は6日、「根拠のない申し立てに対し断固、反論していく」とコメントしました。また、同じく提訴されたアメリカの鉄鋼大手クリーブランド・クリフスのゴンカルベスCEOは声明で訴訟について、「自ら招いた災難の責任を他人になすりつけようとする恥知らずな試みだ」と非難しました。日本製鉄は競合であるクリーブランド・クリフスが北米の市場を独占するため、全米鉄鋼労働組合のマッコール会長と共謀し、違法に買収を妨害したとして提訴しています。クリーブランド・クリフスは当初、USスチールの買収を試みましたが、日本製鉄に競り負けていました。 一方、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は6日、記者団に対し、「訴訟についてはコメントしない」と述べています。さらに、トランプ次期大統領も6日、「関税によって高収益になり、価値がある企業になるのに、なぜ今、売却したいのか」と投稿し、自らの政権の下でのUSスチールの経営改善に自信を見せました。