来季J2の磐田、C大阪MF為田大貴と鳥栖DF上夷克典を獲得へ 1年でのJ1復帰へ着々補強
来季J2に降格する磐田が、C大阪のMF為田大貴(31)と鳥栖のDF上夷克典(28)を獲得することが26日までに分かった。近日中にも正式発表される見込み。 為田は高い技術を誇るアタッカーで主戦場は左サイド。今季終盤には左サイドバックも務めるなどユーティリティー性も武器だ。今季はリーグ戦32試合に出場し2得点を挙げた。磐田は山田大記主将(35)が今季限りで引退し、金子翔太(29)と藤川虎太朗(26)は契約満了。平川怜(24)も東京Vに完全移籍が決まり、為田には層の薄くなった攻撃的MFの底上げに期待がかかる。 上夷は速さとカバリング能力が持ち味で、広い視野を生かした長短の正確なパスも得意。本職のセンターバックに加え左右のサイドバックでも高水準のプレーを見せ、今季はリーグ戦20試合に出場した。磐田は今季リーグワーストタイの68失点を喫しており、終盤戦に3バックの中央を務めたDF伊藤槙人(32)は横浜FCに完全移籍。1年でのJ1復帰に向け、守備の万能戦士を加えることで最終ラインの強化を図る。 ◇為田 大貴(ためだ・ひろたか)1993年(平5)8月24日生まれ、長崎県出身の31歳。12年に大分U―18からトップチームに昇格し、福岡、千葉を経て21年からC大阪でプレー。J1通算120試合5得点、J2通算228試合21得点。1メートル75、72キロ。利き足は右。 ◇上夷 克典(うええびす・かつのり)1996年(平8)4月5日生まれ、鹿児島県出身の28歳。鹿児島城西高―明大を経て19年に京都加入。21年に大分に移籍し今季は鳥栖でプレーした。J1通算31試合無得点、J2通算81試合1得点。1メートル82、74キロ。利き足は右。