吉沢亮の逆さ吊りシーンに予想外の苦戦 『バババ』実写化の裏側
奥嶋ひろまさの人気漫画を吉沢亮主演で実写映画化する『ババンババンバンバンパイア』(2025年2月14日公開)。本作の実写映画化に至った経緯や、目指したイメージについてプロデューサー・鴨井雄一、井上千尋が語った。 【画像】吉沢亮が壁ドン!板垣李光人&原菜乃華と撮影の様子 原作は、2021年11月号より「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載開始された同名漫画。主人公は、銭湯のひとり息子である李仁の「18歳童貞の血」を求め、銭湯で住み込みで働きながら李仁の成長と純潔を見守る450歳のバンパイア、森蘭丸。そんなある日、李仁がクラスメイトの葵にひと目ぼれしたことから、蘭丸は李仁の恋の成就=童貞喪失の危機を回避すべく奮闘する……というラブコメで、今年2月末にテレビアニメと実写映画の放送・公開が発表。アニメは2025年1月11日よりテレビ朝日系(毎週土曜夜11時30分~)で放送される。主人公・蘭丸に吉沢、立野李仁役に板垣李光人、篠塚葵役に原菜乃華、森蘭丸の兄・森長可(もりながよし)役に眞栄田郷敦、蘭丸を長年追い続けるバンパイアハンターの坂本梅太郎役に満島真之介、葵の兄で番長のフランケンこと篠塚健役に関口メンディー、織田信長役に堤真一がふんする。監督は、「au」のCM・三太郎シリーズや、吉沢が出演した映画『一度死んでみた』などの浜崎慎治。
実写映画化の話が持ち上がったのは2022年のこと。くしくも、鴨井と井上それぞれ別々に動いていたという。その経緯について鴨井は「原作コミックの一巻が出る前から読んでいて、もうとにかく面白いっていうことが第一にあって、これまで日本でバンパイアものの代名詞となるような作品がなかったというのもあります。加えてバンパイアが飛んだりとか逆さ吊りになったり、映像化したら映えると思えるところがたくさんあったので、秋田書店さんに問い合わせをして、何度か原作権をいただけないか交渉し、もともとテレ朝さんと一緒に何か作品を作りましょうという話が両社で持ち上がっていたなかで、一緒に原作を取りに行ったような流れになります。原作権を取るために2022年の10月ぐらいに(物語の主な舞台となる)たつの湯さんでパイロットフィルムを撮らせていただきました」と説明。