年商40億超え 地方のお菓子を世界へ…サブスクで復興支援
8月下旬。「横井商店」の5代目、千四吉さんは、「イチゴ」に出荷する米飴の生産を始めていた。千四吉さんはイチゴ向けに新作の飴を作ることにした。石川県の高級ブランド梨「加賀しずく」のピューレを使った飴だ。 米は能登産のコシヒカリで、蒸した後に大麦の麦芽を混ぜていく。麦芽の酵素によって米のでんぷんが糖化し、天然の甘みが出てくるのだ。 一方、息子の裕貴さんは、「加賀しずく」のピューレの調達に追われていた。 能登の飴が世界で食べられるようになる──。「大学を中退して就職には恵まれなかったけど、ようやくチャンスをつかめそうな雰囲気になってきた」と話す裕貴さん。気持ちに変化が生まれていた。
9月19日。「イチゴ」の本社で、10月分のサブスク「石川県」の撮影が行われた。 今回の箱は、輪島塗をイメージしたシックなデザイン。箱を開けると、近本さんが選んだ色とりどりのお菓子が目に飛び込んでくる。 加賀のほうじ茶を使った「きなこ餅」や「栄煎堂」の白ごませんべい、「横井商店」の新作「加賀しずく」の米飴など、20種類のお菓子に箸も付けた。あとは、各メーカーに発注したお菓子が届くのを待つだけ…
しかし、2日後の9月21日、能登地方を記録的な大雨が襲う。「横井商店」や「栄煎堂」は無事なのか、番組の取材班は現地へ向かった。 ※「ガイアの夜明け」より
テレ東プラス