ヤクルトは今季2度目の零封負け 村上宗隆を4試合ぶりに4番に戻したがあと一本が出ず
(セ・リーグ、中日2―0ヤクルト、5回戦、2勝2敗1分、17日、バンテリンD)ホームが遠かった。リーグ最下位のヤクルトは今季2度目の零封負けを喫し2連敗。主砲の村上宗隆内野手(24)を4試合ぶりに4番に戻したがあと一本が出ず、高津臣吾監督(55)は厳しい表情を浮かべた。 【写真】3回に右前打を放つヤクルト・村上。四球で2度出塁も、打線がつながらず… 「彼(村上)だけじゃなくて、他の人の状態も見て、いい並びかなと思って元に戻したんですけどね。ロースコアのゲームになることは間違いないんですが、点を取らないと勝てないですね」 走者を出しても、かえせない。一―三回は得点圏に走者を置いたが、いずれも1死、2死からの好機。〝ここぞの場面でのあと一本〟が求められるが、アウトカウントを重ねた後では打者心理を考えても難しい。四死球で先頭が出た六、八回も後続が倒れた。 頼みの村上は三回に右前打を放ち、続くサンタナが四球でつないだが、北村拓が遊ゴロ併殺打。高津監督は「毎日並びを替えてとか、いろいろやっているんですけど、うまくいってないのが現状」と唇をかんだ。(赤尾裕希)