追記あり:LVMHのアルノー家がパリFCの過半数株式を取得か ケリングとのライバルの争いはピッチ上でも?
レッドブルは05年にオーストリア1部のSVアウストリア・ザルツブルク(現レッドブル・ザルツブルク)を買収したことを皮切りに、06年にMLSのメトロスターズ(現レッドブル・ニューヨーク)、09年にドイツ5部のSSVマルクランシュタット(現RBライプツィヒ)、19年にブラジル2部のアトレティコ・ブラガンティーノ(現レッドブル・ブラガンチーノ)を買収。さらに今年に入り、イングランド2部の名門リーズ・ユナイテッドFCの少数株式と、J3の大宮アルディージャおよびWEリーグの大宮アルディージャVENTUSの株式100%を取得したほか、グローバルサッカー部門の責任者に名将ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)を招聘するなど、世界各国で複数のサッカークラブを所有・運営するビジネスモデルを展開している。
LVMHとケリングはピッチ上でもライバルに?
なお、LVMHのライバルであるケリング(KERING)のフランソワ・ピノー(Francois Pinault)創業者とその息子のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOは、レンヌに本拠地を置くスタッド・レンヌFCを所有している。もしパリFCがフランス1部に昇格することができれば、2大ライバルの争いがピッチ上で繰り広げられることになるだろう。