米メディアも大谷翔平vs秋山翔吾の日本人対決に注目「大谷が新打撃フォーム試す」「秋山はレフト守備で学ぶ」
メジャーのオープン戦、シンシナティ・レッズ対ロサンゼルス・エンゼルスの試合が25日(日本時間26日)、フロリダ州テンピで行われ、レッズの秋山翔吾(31)が「1番・レフト」、大谷翔平(25)が「4番・DH」で先発出場、注目の日本人対決が実現した。 昨年9月の左膝の手術以来、初の実戦となった大谷は1回一死一、二塁の第1打席で右肘に死球を受けたが、大事に至らず第2打席は三振、第3打席はショートゴロに終わった。 一方、秋山は初めてレフトを守り、第1打席は見逃しの三振、3回二死の第2打席ではピッチャー強襲の内野安打をマーク。第3打席は内野フライに倒れたが、オープン戦第2戦でも続けてヒットは刻んだ。米メディアも大物日本人対決に注目した。 シンシナティの地元紙エンクワイアラー紙は、「秋山と大谷が同じ試合でプレーしたことから火曜日のテンピには多くの日本メディアの姿があった。2人の日本人選手は、試合前に互いに挨拶したと明かしている。秋山は、ゴロで投手のグラブをはじく内野安打を放ち3打数1安打。大谷は2打数無安打で死球があった」と、2人の様子と結果を伝えた。 この日は、アリスティデス・アキーノ(25)が、初めてセンターで先発し、秋山はレフトでプレーしたが、「これは新しいポジションを学ぶ上での取り組みとなるだろう」と注目した。 2回にデビッド・フレッチャーが左中間に上げた飛球に対して、2人は、お見合いする形になり、あわててアキーノがスライディングキャッチを試みたが失敗して二塁打にしてしまった。 同紙は、そのシーンについて触れ、「試合後にアキーノは最初に声をかけたと明かしたが、風が吹く中で、もしかしたら秋山は早く飛球を譲り過ぎたのかもしれない。アキーノはスライディングキャッチを試みたが一歩ほど遅かった」と分析。 その上で、「秋山はセンターとして日本でゴールドグラブを受賞しており、レッズは、彼がレフトでもライトでも平均以上の守備ができると考えている。レッズは、センターとしてはアキーノのスピードを好んでいるが、この2人の間に落ちたヒットは、このキャンプ序盤での学びの経験となった」とし、今後も、レフト・秋山のオプションがテストされていく可能性について示唆した。