米メディアも大谷翔平vs秋山翔吾の日本人対決に注目「大谷が新打撃フォーム試す」「秋山はレフト守備で学ぶ」
大リーグ公式サイトもレッズの外野の守備陣について注目した。 「秋山とアキーノが新たな役割を試す」との見出しを取り、「秋山の日本での野球経験のほとんどがセンターで、アキーノのプロとしての経験は、ほとんどがライト。今季のレッズにおいては、多様性がカギとなり、デビッド・ベル監督は、それぞれの選手が慣れた守備位置以外で何ができるかを見たがっていた」と、秋山のレフト起用の背景を説明した。 記事は、「(2人の)経験のなさが、2回にフレッチャーが左中間に打ち上げたアウトにできる打球を二塁打にしてしまったプレーで露呈した。続く、マイク・トラウトもレフトへ飛球を打ち上げた。強風の中、秋山はボールの下に入りフェンス際で捕球した」と記した。 同記事は、「レフトを守る可能性があることはわかっている。アキーノとのプレーではコミュニケーションが必要になってくる」という秋山の談話を紹介した。 また記事は「秋山対大谷」と小見出しを入れて、「テンピ・ディアブロ・スタジアムには多くの日本メディアの姿が見られた。両選手は試合前にフィールド上でお互いに簡単なあいさつを交わした」と紹介していた。 大谷については、その打順について注目した。 エンゼルスは、ナショナルズから7年総額2億4500万ドル(約269億円)の大型契約でアンソニー・レンドン三塁手(29)を獲得、昨季、キャリアハイの打率.319、34本塁打、126打点の成績を残し打点王に輝いてるスラッガーが加わり、レンドン、トラウト、大谷と強力なラインナップが揃った。大リーグ公式サイトは、「大谷が、今季トラウトとレンドンの間(3番)を打つかもしれない可能性がまだあるが、今回の大谷は、この才能あふれる2人の後(4番)を打った」と紹介した。エンゼルスのオープン戦初戦は、2番・トラウト、3番・レンドン、4番・大谷の打順だった。 「レンドンはエンゼルスのデビュー戦で2打数2安打を放ち、適時打を放った際の2ストライクからの対応について大谷は感銘を受けていた」と、大谷の一流の技術を学ぼうとする姿勢をピックアップした。 オレンジカウンティ・レジスター紙は、新戦力のレンドンが、エンゼルスとしてのオープン戦初戦で2安打デビューしたことを伝える記事の中で大谷について触れた。取り上げたのは新打撃フォーム。「大谷は、メジャーにやってきた2018年の初めてのスプリングトレーニングでは右足を上げてタイミングを取るフォームを途中で修正した。彼は、そのルーキーシーズンの開幕前に足を上げることを止めたが、今、彼はわずかに足を上げるバージョンを試している」と、大谷が、いろんな可能性を探るためにテスト的にノーステップ打法から、右足を上げる新打撃フォームに挑戦している現状について記した。 日本では、プロ野球の”ご意見番”が”物言い”をつけるなど、大谷のキン肉マン化が話題となっている。メジャーでは、ファンが、SNS上で、その写真に「まるでポパイだ!」と反応はしているものの、当然のことながら問題視はされていないようだ。