21歳アルカラス 完勝で8強、オリンピック初出場も単複で準々決勝へ<パリ五輪>
パリオリンピック
パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は31日、テニス競技の男子シングルス3回戦が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク66位のR・サフィウリンを6-4, 6-2のストレートで破り、オリンピック初出場で単複ベスト8進出を果たした。 【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー 世界ランク3位で21歳のアルカラスは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で優勝すると全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を初制覇。さらにウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で2連覇を達成した。 そしてオリンピック初出場となった今大会では1回戦で世界ランク275位のH・ハビブ(レバノン)、2回戦で同28位のT・フリークスポール(オランダ)を下し16強入りした。 3回戦の第1セット、アルカラスは先に2度のブレークに成功しゲームカウント3-0とリード。第4ゲームで1度ブレークを返されるも、その後のサービスゲームではブレークポイントを与えずキープし先行する。 続く第2セット、第1ゲームでサフィウリンのミスからいきなりブレークに成功したアルカラス。その後も攻勢を強めると第7ゲーム、持ち前の守備力を披露し3度のブレークチャンスを握る。最後はサフィウリンがボールをネットにかけ2度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームをキープし、1時間30分で勝利した。 勝利したアルカラスは準々決勝で第9シードのT・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは3回戦で世界ランク69位のC・ムーテ(フランス)を7-6 (8-6), 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。 なお、アルカラスは今大会、R・ナダル(スペイン)とのペアでダブルスにも出場。30日に行われた2回戦ではW・クールホフ(オランダ)/ フリークスポール組を6-4, 6-7 (2-7), [10-2]のフルセットで破り8強入りしており、単複でベスト8に駒を進めている。
tennis365.net