全日本模型ホビーショーへ突撃取材! ホンダ BAJA(バハ)や『ゆるキャン△』エイプ100&ビーノのキットが初お披露目
ゆるキャン△作中のバイクたちを見事に模型化したアオシマ!
続いて取材させていただいたのは、今年で創業100周年を誇る老舗の青島文化教材社ブース。プラモデル、ダイキャストなど幅広い模型を扱い、アニメや漫画といった作品とのコラボも数多い。そんなアオシマブースに、あの人気アニメ『ゆるキャン△ SEASON3』に登場する車両のプラモデルが展示されていた。 車両は作中登場キャラクターの「志摩リン」仕様のヤマハ「Vino(ビーノ)」と、「土岐綾乃」仕様の「エイプ100スペシャル」2台をラインナップ。キャンプを題材とする作品だけに、小さな車体にこれでもかというほど満載の荷物が積み込まれているところが印象的だ。どちらも1:12サイズであり、配色などまるでアニメから飛び出てきたかのような再現性の高さに驚かされる。 「エイプ100スペシャル」は専用パーツのみ新金型で追加、「ビーノ」は全てのパーツが完全新金型だとか。接着剤不要で塗装済みのため、組み立てるだけで楽しめるのが魅力的だ。 さらに作中でキャラクターが使用しているものと同様デザインのヘルメット、同スケールのペーパーフィギュアも付属。仮にバイクには興味がなかったとしても、ファンであればつい欲しくなってしまうのではないだろうか。双方とも11月中に発売予定であり、価格は税込3740円の予定となる。 その他アオシマブースにはダイキャストモデルも多数展示。主に旧車が多く、ホンダ「NSR250R」や先日発表されたばかりの「CBX400F」などが軒を連ねる。中でも注目だったのが、「おお400。お前は風だ。」で知られる「CB400FOUR(空冷)」の試作品が展示されていたことだ。 基本的には全て3Dスキャナーを用いて製造されているらしく、その完成度の高さにも納得。もちろんスキャンするために実車を用意するのだが、なんでもフルノーマルの状態の車両が貴重であり、それを探すことがまず大変なのだとか。CB400FOURの正式発表が楽しみである。 さらにアオシマブースには1969年から連載されていた少年漫画『ワイルド7』に登場する「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が。実はこちらのモデル、同社から1973年に販売されたものを51年の歳月を経て内容を刷新、スケールモデルとして復刻させたというのだから驚き。 2023年末発売された「CB750FOUR K0」のキットをベースに、新金型で専用パーツを追加したという。レッグガードなど作中に登場するパーツは現物が存在しないため、試行錯誤を繰り返し製作されたのだと担当者は語った。 「1/12 ワイルド7 飛葉ちゃんのCB750FOUR」は11月に発売を控えており、価格は税込7040円の予定となる。