三笘薫の“テレビに映らないプロ意識”「開始8分で水を」「スパイクに芝生や土1つすら…」酷暑の日本代表戦で記者が目撃「負担を考えてです」
2試合12ゴール無失点という圧勝劇を見せたサッカー日本代表。その中にあってスペシャルな能力を発揮したのは三笘薫(27歳)だった。プレミアリーグのブライトンでも輝くウインガーは、どのように自分を律し、チーム全体でどう成長しようとしているか。取材記者が考察する。<NumberWeb日本代表ルポ全2回> 【写真】「三笘のスパイク超キレイ…試合後もちゃんと水分補給のためペットボトルを」薫のスゴいプロ意識…奥様や石川祐希との美しい2ショットや“テレビで見られない”必殺ドリブルの数々を見る 酷暑のバーレーンでのアウェーゲームで5-0の大勝を飾れた要因の1つが、ピッチ外での意識の違いだった。 違いを見せつけた代表格はもちろん、三笘薫である。
“三球王”の後、本当に聞きたかった質問を
中国戦を受けたNumber Webの記事がアップされてからネットを中心に盛り上がったトピックがある。中国での三笘の愛称の話だ。中国で優れた選手につける「王」と、「球」を扱うサッカー選手に、名字から「三」を拝借して、「三球王」と呼ばれているという。 バーレーン戦後、取材陣からの質問ラッシュが少し落ち着いてきたタイミングで、「『三球王』と呼ばれているニュースが話題になったので、耳に入っているとは思いますが……」と切り出してみた。 「あぁ、そうっすね……」 三笘にレコーダーを向けた旧知の記者からの「オマエ、アホな質問する気か?」という視線を筆者は感じつつも――“三球王”へ、本当に聞きたい質問を続けた。 「中国ではそれだけ日本の選手がリスペクトされているということでしょうし、バーレーンの選手は、大敗した後なのに三笘選手とユニフォーム交換を求めていました。相手が試合前から日本をリスペクトしすぎてくれて、それが試合をやりやすくした部分もあるのでしょうか?」 三笘は少し考えてから、こう答えた。 「試合前は感じなかったですけど、試合後であったり、(試合中に)2、3点取った後の雰囲気からは、ちょっと諦めるところが出てきていた。そこはリスペクトが強いからなのかもしれないですね。ただ、そういうもの(対戦相手の絶望感)は自分たちのプレー、強度で(相手が打ちのめされて)出ているところもありますけど」
【関連記事】
- 【つづき→】「僕自身楽しみです」三笘薫と日本の収穫は2戦12発だけでない…両WB堂安律との「再現性」とは
- 【写真】「三笘のスパイク超キレイ…試合後もちゃんと水分補給のためペットボトルを」薫のスーパーなプロ意識…奥様や石川祐希との美しい2ショットや“プレミアもアジアもだれも止められない”ドリブルを見る
- 【ウラ話】「ミトマは三球王だ!」0-7でガク然の中国「南野弾でファン次々と帰宅」「選手は記者に激怒」
- 「やりたい放題。まるでブラジルだ…強い頃の」“日本代表2戦12発”に王国記者ベタボメ「MVPは伊東純也。森保監督は別人のように攻撃的だ」
- 「(鎌田)大地くんが蹴っていいよ、と」“人のPKは奪わない”ストライカー・上田綺世が体現するものとは…「爆勝」バーレーン戦現地で本人直撃