銀行員は「営業職」の要素が強いって本当? 収入はどれくらいなの?
給与のピークは50~54歳
銀行員の給与は年功序列型によるところも多く、基本的に年齢を重ねるとともに徐々に増えていくことが多いです。そうした傾向は厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査結果の概況」からも分かります。 同調査によると、銀行が含まれる金融業・保険業の男性の賃金カーブは年齢を重ねるとともに安定して右肩上がりを続けており、50~54歳の平均賃金は最高の636万1000円とのことです。 実際に銀行員は50代になると役員や部長といった役職に就くケースも多く、それまでよりも一層高給取りになれることもあります。ただし、ある程度の年齢になると関連会社などへ出向を命じられることもあるせいか、同調査では55歳以降は急激な右肩下がりとなっている点には要注意です。急に年収が減ったときに備えて、老後資金の確保は若いうちから取り組んだほうがよいでしょう。
営業ノルマに耐えられれば銀行員は高給取り
今回紹介したように、銀行員の平均給与は約600万円で、一般的な給与所得者の平均給与に比べるとかなり高いことが分かりました。銀行員は営業ノルマが課されるという大変な面がある一方で、それをクリアすることができれば、高い給与を得られる職業だといえるでしょう。年収が高い職業に就きたいと考えている人は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 出典 株式会社東京商工リサーチ 国内銀行79行「平均年間給与」調査(2020年3月期決算) 厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況(産業別) 国税庁 令和4年分 民間給与実態調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部