セブンペイ、9月末でサービス終了 午後3時から会見(全文1)抜本的対応に相応の期間が必要
今後のキャッシュレス化への対応
次に今後のキャッシュレス化への対応についてでございます。商品、サービスの選択、購入、お支払い、これらをもって完結するお買い物の流れの中で、決済サービスは欠かすことのできないものではありますが、同時にお客さまはここに大きなストレスを感じているのも事実でございます。当社では、こうしたお客さまのストレスを軽減しつつ、利便性を向上させることがお客さまの購買体験をより快適なものになると考えてまいりました。 こうした流れの中で、2001年にはセブン-イレブン店頭などで現金の引き出しや預け入れができるセブン銀行のATMサービスをスタートさせ、続けてクレジットカード事業に参入、さらに2007年には電子マネーnanacoのサービスを開始いたしました。そして、昨今のキャッシュレス化に対する社会ニーズの高まりと、バーコード、QRコード決済の普及を踏まえ、お客さまへのサービス機能を高める取り組みの一環としてスタートしたのが7payでございます。 今般、7payが大規模な不正アクセス攻撃を受けることとなった自体を真摯に受け止め、当該サービスの廃止を決定いたしましたが、キャッシュレス化への社会的ニーズは極めて高く、そのニーズへの対応は今後ますます重要性を増していくと考えております。このため、当社グループでは引き続き新たなキャッシュレスサービスの可能性を探るとともに、他のさまざまな決済サービスとの連携を積極的に推進し、お客さまに快適にお買い物いただける環境を提供してまいりたいと思っております。 最後に、当社グループではグループ全体の力を結集することで、流通サービスの革新と拡充に努めてまいりました。今回、本事案の原因究明を進める中で炙り出された課題をあらためて見直すことで、今後のグループシナジー創出に向けた取り組みにその教訓を生かし、本事案で失われた信頼の回復にグループ一丸となって全力を注いでまいりたいと思っております。この点につきまして、お客さま、そして社会の皆さまには何とぞご理解をいただきますよう心よりお願いを申し上げます。以上でございます。 【書き起こし】セブンペイ、9月末でサービス終了 午後3時から会見 全文2に続く