緊張高まる韓半島、ウクライナ特使団が訪韓した日…ロシア、中国と連合KADIZ無断進入(2)
こうした中、ロシアのベロウソフ国防相は北朝鮮を公式訪問した。ロシアのタス通信によると、ベロウソフ国防相はこの日、北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相と会談し、「ロシアと北朝鮮の友好関係は軍事協力を含むあらゆる分野で活発に拡張している」とし「我々は最高水準で達成したすべての合意を履行するために最善を尽くしている」と述べた。続いて「今日の会談はロシアと北朝鮮の国防分野の戦略的パートナー関係をより一層強化するのに役立つだろう」と評価した。 また、6月に朝ロ首脳が平壌(ピョンヤン)で締結した「包括的戦略パートナーシップ条約(朝ロ条約)」について「北東アジアで戦争の危険を減らし、勢力均衡を維持することを目標にする」と説明した。努光鉄国防相も「両国の軍事協力を持続的に強化して発展させるというのがわが軍隊の恒久的な立場」とし「(ベロウソフ国防相の訪朝が)両国の国防力と安保力量を強化するうえで核心になるだろう」と答えた。 ベロウソフ国防相の訪朝は北朝鮮軍の戦場投入と追加派兵関連の議論、ロシア側が提供する「対価」を具体的に議論するのが目的という分析が出ている。 統一研究院のホン・ミン研究委員は「経済通というベロウソフ国防相の履歴上、戦争長期化に対応した戦時経済関連の議論、制裁を迂回した対北反対給付の提供、軍需品生産に関する議論が中心になるとみられ、国防相級で追加の派兵問題を議論した可能性もある」と話した。 最近ロシア訪問した北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相がプーチン大統領と面会したように、ベロウソフ国防相も金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に会うとみられる。朝ロ指導者間の間接的メッセージ交換が行われるということだ。