「どこの局が最初に松本人志を使うのか?」 テレビ各局が“チキンレース”となった中、厳しい意見を表明した「意外なテレビ局」
毎月末はテレビ局の定例社長会見がチャンネルの番号順に行われ、幹部のコメントが連日ネットニュースで報じられます。 【画像】「早くお笑いがしたい」と綴っていた松本人志のX投稿 その内容は営業状況から、それぞれの番組の好不調、新番組と終了番組、局にまつわる不祥事、出演者の慶弔まで多岐にわたりますが、今月の会見で最も目立っていたのが、松本人志さんの復帰にかかわるコメント。 11月8日に松本さんが『週刊文春』との訴訟終結を発表してから初めての会見でしたが、その発言内容は大まかな傾向といくらかの違いが見られるなど、示唆に富むものでした。
各局は松本さんの復帰に関してどんなスタンスを取っているのか。現時点で松本さんの復帰はどんな状況なのか。発表当初から噂されていた「シレッと復帰」はあり得るのか。 この1カ月あまりテレビ業界内でヒアリング取材した内容も含め、批判ありきではなく客観的な目線から掘り下げていきます。 ■あえて「説明責任」に踏み込んだ“あの局” まず会見における主なコメントを日付順にあげていきましょう。 NHKは、11月20日の定例会見で、コンテンツ戦略局企画管理センター長が「松本人志さんについては現時点で放送する予定はありません」「松本さんを含め出演者の選定にあたっては番組の内容・演出に合わせて自主的な編集判断のもと、その都度総合的に判断をしていくのが基本的な考えです」「ご本人が芸能活動を自粛するとのことですので、それに基づいて対応しています」などとコメント。
もともとレギュラー番組がなく、昨年出演した特番「松本人志と世界LOVEジャーナル」の配信も行われていません。受信料で番組制作しているNHKは世間の批判が収まらない限り、松本さんの起用は考えづらいでしょう。 次に日本テレビは、11月25日の定例会見で石澤顕社長が「ご本人はいまだ活動休止中ということですので、今後のことは諸般の状況を見極めながら適切に対応したいと考えています」などとコメント。 続いて福田博之副社長が「活動再開などの具体的な話はなく、今後のことはまったく決まっていません」「番組復帰は先方から納得のいくご説明をしていただいたうえで適切に判断していくことになると思います」などと語りました。