「どこの局が最初に松本人志を使うのか?」 テレビ各局が“チキンレース”となった中、厳しい意見を表明した「意外なテレビ局」
フジテレビでは松本さんがMCを務めていた「人志松本の酒のツマミになる話」「まつもtoなかい」が番組名を変えて放送中で、特番でもチェアマンを務める「IPPONグランプリ」が継続中。 過去を振り返っても「ワイドナショー」「まっちゃんねる」「人志松本のすべらない話」「ダウンタウンなう」「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」「ダウンタウンのごっつええ感じ」など最も松本さんが出演してきたテレビ局でした。
港社長自身、数多くのバラエティを手がけてきた人だけに他局以上に松本さんの凄さや価値をわかっているのではないでしょうか。ただそれでも他局のコメントを確認できる主要局最後の会見だったこともあってか、説明の必要性に言及するなどTBSよりやや踏み込んだ感がありました。 ■松本サイドは会見を明確に否定 各局のコメントで共通していたのは、「いまだ活動休止中という認識(活動再開したという正式発表はない)」「現時点では何も決まっていない」「適切に対応していく」というもの。
何人かのテレビマンに話を聞きましたが、「『決まっていない』というより『決められない』という状況」「吉本興業との関係性もあって、まだはっきりとしたことを言いづらい」というニュアンスの言葉が返ってきました。 その背景にあるのは、裁判終結が発表されてからの3週間、松本さんの復帰に否定的な声があがり続けていること。一連の疑惑が晴れたわけではなく、そのための説明をしていないことなどが批判されていますが、11月15日に代理人弁護士を通して発表したコメントがその不穏なムードを加速させました。
その主な内容は、「すでに公表済みのコメント以外の情報発信を行うことは、関係者との協議及びその結果の趣旨・内容に鑑み控えざるを得ません」という記者会見に否定的なスタンスの表明。 さらに「事実に反する見解のほか具体的な根拠に基づかない憶測や決めつけによるコメント等が散見される」「関係者の静謐を乱すだけでなく、名誉やプライバシーを著しく侵害することになりますので、厳に慎まれるよう、お願いいたします」とメディアと世間を牽制するような言葉を重ねました。