「どこの局が最初に松本人志を使うのか?」 テレビ各局が“チキンレース”となった中、厳しい意見を表明した「意外なテレビ局」
注目すべきは、「『日本テレビとしては復帰の理由を(視聴者に)説明する責任がありますので』とお話しして吉本興業さんからも理解していただきました」というコメント。「番組復帰の際は説明責任がある」という姿勢は世間とスポンサーの意向を汲むものであり、記者会見の可能性示唆も含め、各局の中で最も踏み込んだコメントと言っていいでしょう。 松本さんが出演する日本テレビ系のレギュラー番組は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」「ダウンタウンDX」(読売テレビ制作)の2つ。どちらも長寿番組であり、長年起用してきた日本テレビが踏み込んだコメントを発した意義は大きなものがあります。
今後も他局以上にこの姿勢を鮮明にしていけば、「24時間テレビ」の募金着服やドラマ「セクシー田中さん」の原作者死去によるイメージダウンを取り戻せるかもしれません。 ■テレ朝は「我関せず」、TBSが「配慮」 11月26日にはテレビ朝日が定例会見を行い、篠塚浩社長が「裁判については当社として何も言うことはありません」などとコメント。 さらに西新常務取締役が「吉本興業から『今後のことに関してはまだ何も決まっていない』という説明を受けた」「(今後)ご出演の予定はございません」「活動休止されているので仮定の話はできないのですが、企画内容に沿って現場が都度タレントに出演を打診することになります」などと語りました。
テレビ朝日は1999~2000年に放送された「わらいのじかん」以降、松本さん出演のレギュラー番組を制作していません。系列局のABCテレビが「探偵! ナイトスクープ」「M-1グランプリ」を手がけていますが、基本的にNHKとほぼ同様の「我関せず」というスタンスなのでしょう。 翌11月27日にはTBSの定例会見が行われ、龍宝正峰社長が「ご本人は活動休止している状況が変わっていないと認識しておりますので、現在のところ決まっていることは特にありません」などとコメント。