藤井聡太、白星スタート 将棋の王将戦7番勝負第1局
将棋の第73期王将戦7番勝負第1局は7、8の両日、栃木県大田原市で指され、後手の藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=が120手で挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り、先勝した。藤井王将は昨年、初の全八冠を独占。今年、最初の防衛戦を白星で飾った。 今期、両対局者はタイトル戦で2度目の対決となった。藤井王将は3連覇が懸かり、菅井八段は初獲得を目指す。第2局は20、21日に佐賀県上峰町で行われる。 藤井王将は「序盤の構想に課題が残った。第2局に向けて修正していきたい」。菅井八段は「(終盤、相手の角打ちが)いい手だった。次も集中して頑張りたい」と話した。