鬼頭明里、20代最後のフォトブックに込めた思いと声優10周年の軌跡
■“今”しか出せない写真がたくさん詰まった1冊
発売中の鬼頭明里アニバーサリーフォトブック『あかりのまま』(東京ニュース通信社)。本書は声優10周年、アーティスト活動5周年、そして30歳といういくつもの節目を迎える彼女が、“20代最後”の姿を惜しみなくさらけ出した1冊となっている。これまでのキャリアを振り返り、彼女が改めて感じた思い、そして未来への抱負を語ってもらった。 【写真】鬼頭明里のインタビュー撮りおろし&フォトブック掲載カットが満載! ――今回のフォトブックのコンセプトについて教えてください。 鬼頭:今回は“20代最後”の記念として「集大成を残したい!」という思いで作らせていただきました。これから年齢を重ねていく中で、きっと「あの頃の自分、スタイルよかったな」と懐かしく思う瞬間が増えるだろうなと最近感じていたので、今の自分をしっかりと記録しておきたいという強い気持ちで撮影に臨みました。本当に“今”しか出せない写真がたくさん詰まった1冊になったと思います。 ――ロケ地は長崎・五島列島とのことですが、選定の理由は? 鬼頭:自然が綺麗なところをいくつか候補に出してもらい、その中で一番惹かれた場所を選びました。今回の撮影では初めて遠征し、数日間かけて撮影していただきました。ロケ中は雲ひとつない空で天気にも恵まれ、足を伸ばさないと撮れなかった景色がたくさんありましたし、五島列島の美味しいお刺身など、現地のものも食べることができてとても楽しかったです。 ――美しいロケーションでリラックスしたショットがたくさんありますね。衣装もプライベート感があって素敵です。 鬼頭:ありがとうございます。これまでは華やかな衣装で作り込んだ写真が多かったのですが、今回はよりナチュラルな雰囲気を大切にしたかったので、カジュアルで普段っぽい感じの衣装を多めに選びました。 ――鬼頭さんご自身もカメラで撮影された写真をよくSNSにアップされていますが、フォトブックの世界観にも近しいものを感じました。 鬼頭:そうですね。今回はフォトグラファーの花盛友里さんを指名させていただいたのですが、淡い色合いと透明感のある美しい写真を撮る方なので、私の好きな写真の雰囲気が反映されていると思います。 ――こだわりが詰まっているのですね。ちなみに鬼頭さんが写真に興味を持ったきっかけは? 鬼頭:もともと絵を描くのが好きだったのですが、その時間が取りづらくなってから代わりに始めたのがきっかけで、イラストと同じように構図を考えて撮るのが楽しいんです。カメラロールにたくさん写真が溜まっていて、度々見返しては「楽しかったな」と思うのが私の日課なので、普段の何気ない写真もたくさん残しています。 ――今回のフォトブックも、ファンのみなさんが見返して楽しめる1冊として手元に残してもらいたいですね。 鬼頭:本当に。今回のフォトブックは、ふと思い立って「20代のうちに最後に1冊出したい」と作ってもらったものですが、こんな急なお願いが叶ったのも、応援してくださるファンのみなさんのおかげなので、みなさんが手に取って「買ってよかった」と思ってもらえたら嬉しいです。ロケーションも素晴らしく、景色も楽しんでいただける1冊になったと思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。